チャットモンチーが解散する。
私の青春時代を支えたバンドの一つだ。

最初に聴いたのはシャングリラ。
たぶんほとんどの私の世代のチャットモンチーファンはシャングリラから入っているのではないだろうか。

確か何かのラジオでアジカンのゴッチがおすすめしていた気がする。
アジカンじゃなくてRADWIMPSの野田洋次郎だったかもしれない。
たぶんそこらへんの、私がその当時好きだったバンドの誰かがシャングリラを選んで流していた。たぶんSCHOOL OF LOCKとかじゃないかと思う。

おっ、好きだな。と思った。


それからすぐTSUTAYAで「生命力」を借りた。
当時の私にはCDを買うお金などなかった。
小遣いは中1で月1000円、中2で2000円、中3で3000円。というふうに一応決まってはいたが、1年に一月か二月くらいしかもらえなかった。
母を怒らせたり、学校に忘れ物をしたり、ピアノの練習に気持ちが入ってなかったり、起きる時間を5分過ぎたり、塾のテストの点数が90点以下だったり、何かと月の終わりに理由をつけては「来月はなし。」と言われてもらえないからだ。
母はきっと”お小遣い”をあげる気はなかった。あげるというポーズをずっととって、私を言いなりにしようとしていた気がする。

私にとってのお小遣いは年に一度もらえる祖父母からのお年玉だった。
それも半分ほどはいろいろな理由をつけて使い込まれたが、残りの半分は私に与えられた。
そのお年玉を1年間やりくりしてひたすらTSUTAYAに通った。
チャットモンチーに出会った私は、そのやりくりの中で「生命力」を借りた。

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一曲目、「親知らず」を聴いて、泣いた。


私は何をされても親が好きだった。
怒鳴られようと、殴られようと、お風呂に顔をつっこまれようと、髪を引っ張られて引き摺り回されようと、母親が好きだったし、
それを見て見ぬふりをしたり、面倒臭がる父親のことも好きだった。
この一年後に児相に保護されて一時保護所に入ることになるのだが、それでも二人のことが好きだった。
親のことを好きだと、態度には出さなかった。私も怒鳴り返したり、せめてもの反抗で、 殴られても言うことを聞かなかった時も多々あった。私と母親の関係は最悪だった。
でも、昔は私たちだってこの歌詞のようだったのだ。

“大きく口を開いて 仕上げのブラシを
膝枕に頭乗せて 見上げるのが好きだった”

“家族写真はいつだって 和やかに 色褪せず
ひとりで暮らす 部屋の中 微笑んでいるのです
妹を抱いた母親と 真面目すぎる父親と
まるで昨日のことのよう まるで昨日のことのよう”

まるで昨日のことのようだった。
本当に戻りたいと願った。なんでこんなことになっているのかわからなかった。
どれだけ言うことを聞いても、結果を出しても、すぐに粗探しをしては殴られる。
戻りたいと思い、今の現状に泣いた。


“あっという間に時が過ぎ いつの日か優しくなって
明日明日と気長なふりで「ありがとう」とか何を今更”

きっとこうだ。と思った。
このまま母親は変わらず私に執着し、今と同じ生活が続くんだろう。でも、きっと歳を取って、友達もいない、親戚とも不仲な母親は、誰にも相手にされないことに気づき、歳を取って丸くなったフリをして私にすがりついて優しくしてくるのだろう。と思い、腹が立ったし、絶望した。


それでも、私は親が好きだった。

“この幸せがあなたの幸せであること
この悲しみがあなたの悲しみであること”

そうであればいいと思った。
なぜそう思っていたのかはわからないが、この歌詞で涙が止まらなくなった。
中学生という多感な時期だし、ちょっと病んでいたんだろう。たぶん、だいぶ病んでいた。

“私もいつかこんなふうに 人を愛せるだろうか
幸せの意味を誰かとわかりあえるだろうか”

「こんなふうに」なんて私の家にはない。と思った。そんな和やかな、幸せな家族ではなかった。
それでも、いつか私も幸せの意味を誰かとわかりあえるだろうか。と思った。
きっとそんな風にはなれない。と思ってまた泣いた。



一曲目の「親知らず」の衝撃がすごかった。
ずっとこの曲を聴いて泣いていたし、このアルバムの中で一位二位を争う好きな曲だ。



4曲目の「世界が終わる夜に」が「親知らず」と同じくらいこのアルバムの中で好きな曲だ。


この頃、私はずっと世界が終わってしまえばいいと思っていたし、もう正直いつ死のうかなと思っていた。
もちろん今こうやってブログを更新しているので生きている。私はやっぱり死ぬのが怖かった。
親が死んだらいいのに。と思ったりもしたが、結局親のことを嫌いになれなかったので、自分が死ぬしかないなあ。と考えていた。

理不尽だなあ。なんでこんなことになってるんだろう。神様も悪魔もいないな。こんな世界作って平気でいれるわけないな。誰も助けてくれないな。みんな何かに目をそらしてるんだな。また明日学校に行ったら明るく楽しくいないといけないな。家では殴られてるなんてバレたくないもんな。可哀想だと思われたくないな。いけてないジョークでも飛ばすしかないな。暇つぶしできる話題を、くだらない笑い声と嘘を、ああその通りだな。こんな世界クソだな。

そう思ってひとりでずっと泣いていた。


こう書くといいことなどないように思えるが、私には支えだった。私の心情や状況を、えっちゃんが歌ってくれていた。私以外にもそう感じている人がいるんだということに希望を感じたし、理解者が現れたような気がしていた。

橙やミカヅキにも救われた。



それから一つ前のアルバム、「耳鳴り」を借りてきて聴いた。

「ハナノユメ」も、「どなる、でんわ、どしゃぶり」も「恋の煙」も「恋愛スピリッツ」も大好きになった。
私の中でチャットモンチーの歌う”君”や”あなた”は母親だった。


他にも”告白”のCATWALK”や”やさしさ”が大好きだ。


私がいなくなったとしても 誰かに残った思い出は生き続けるのだろうか。と考えた。
登校中の朝日の中で、死ぬのが怖くなって、
ああ、今日もこの目で街を見られるな。今日もこの耳で人の声を聞けるな。ああ、今日もこの口で高らかと歌を歌えるな。ああ、今日もこの胸は息を吸っては吐き出しているな。死にたくないなあ。と思った。
10分後も10年後も同じように生きているなんて嫌だなあ。死にたいなあ。と思ったりもした。
私がいなくなったとしても、3分置きに電車は揺れて、綺麗に花は咲き、戦いは止むことがないんだなあ。そりゃそうだよなあ。と思った。

私の全てにチャットモンチーは寄り添ってくれていた。
本当に救いだったし、支えだった。



そんなチャットモンチーが今日で解散する。
武道館には行けなかった。
行けなくても、私のiTunesには自分のお金で買ったチャットモンチーのCDが入っている。
今の私は、チャットモンチーの”君”や”あなた”を母親ではなく、好きな人に置き換えることができる。ここまで来るのに11年かかった。
11年間ずっとチャットモンチーは私と一緒にいてくれた。
ありがとう。


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届いた荷物をいそいそと開けた。
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犬夜叉ワイド版だ。
初めてメルカリを使った。意外と簡単だった。
出品者さんがとても丁寧に保管していたらしく、全てにビニールのブックカバーがかかってあり新品同様だった。


私は”犬夜叉”が好きだ。めちゃくちゃ好き。超好き。
犬夜叉と弥勒と殺生丸の誰と結婚しようか12歳くらいからずっと迷っている。
でも犬夜叉はわりかし短気だし、猪突猛進すぎるし、その割に未練タラタラですぐ尻込みするし、鈍感だし困る。
弥勒はすぐ他の女の尻を触るし、そこらじゅうの女の子にセクハラ発言連発してるし困る。
殺生丸はブチ切れたら化け犬になっちゃうし、すぐ弟殺そうとするし、ほとんど喋らないし困る。
でも犬夜叉はかごめのことが大好きだし、弥勒は珊瑚のことが大好きだし、殺生丸はりんのことがなんだかんだ大好きだ。
もうその点だけで補える。最高。
かごめも珊瑚もりんも相手のことを大好きなのも最高。ちょいちょい嫉妬しててかわいい。
しかもかごめと珊瑚はめちゃくちゃ強い。かごめは体力的には強くないが、チート的な強さがある。あと気が強い。気が強い女の子を見られるの最高。ないものねだりかもしれないが、気も腕っ節も強い女キャラが好きだ。
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ちなみに鋼牙はそこまで好きではない。なんかしんどい。うるさい。お帰りください。

まあ何を言っても犬夜叉とも弥勒とも殺生丸とも結婚できないんですけど...悲しい...



犬夜叉のワイド版を手に入れた嬉しさを噛み締めながら、Tom Mischを流してガリガリ君の梨味を食べてだらだらしていた。土曜日の昼下がりはこうでなくてはいけない。
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恋人とくら寿司へ向かった。ぶんすけのおもちゃになるかと思い、いつもはやらないビッくらポンをやると、お寿司のミニチュアが出てきた。

それをお土産に家に帰ると、
「えっ...僕もくら寿司行きたかったんですけど...」みたいな顔をしてから悔しそうに寿司に攻撃していた。
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帰りに駅前のケーキ屋でケーキを買ってもらった。
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フランス対アルゼンチンのサッカーを見ながら二つとも食べた。
二つずつ買ったのだが、恋人がひとついらないと言ったので結局私は三つ食べた。
寿司の後にこんなに食べられるなんて、どんな胃袋をしているんだ私は...と思いながらもりもり食べた。
私は人前で食事をすることが嫌いなのだが、恋人の前では普通に食べられる。いや普通以上に食べている気がする。一緒に普通に食べることができるまでに少し時間がかかったが、最近はもりもり食べている。変わったものだな。と思う。


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土曜日の朝からホットペッパーで予約した美容院に行った。
アディクシーカラーが大好きなので、アディクシーのサファイアで染めてもらった。
アディクシーは寒色がよく入るカラー剤で、アッシュにしたい人やくすませたい人にぴったりだ。イルミナや他のカラーよりは透明感が出る。と言われている。
実際やってみるとそう思う。
主流になってきてきるイルミナカラーよりも傷みやピリピリ感も少ない気がする。
回数を重ねるごとに色が入りやすくなって楽しい。

私の髪はオレンジに退色して日光に当たると赤毛のような色になってしまっていた。今度もそうならないようにトーンを落として染めてもらった。
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日光の下でも赤味や黄味がなくて最高。

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光が当たってなくても程よい感じなのでありがとう美容師さん!という感じである。


この日はボーダーを着ていたからなのかよくわからないが(私の中で、ボーダー=無印=シンプル=ていねいな暮らし という図式がある)、美容院に着くとすぐさま「ていねいな暮らし」関連の雑誌を3冊渡された。全部「ていねいな暮らし」特集だったのでちょっと笑ってしまった。
ファッション雑誌よりも読み物が多い雑誌が好きなのでありがたかった。



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読んでみると、私も無意識に「ていねいな暮らし」しているのではないか?と思った。
だいたい部屋では音楽がかかっているし、ぶんすけの豆苗に水もあげている。豆苗だって立派なミニグリーンだ。緑だし。
ぶんすけがいなかったら豆苗なんて育てないけど。


レルミスというトリートメントもしてもらい、カットをし、なぜかヘッドスパも無料でつけてくれた。

美容師さんが会話を振ってくれる中で、私は「はい」「うーん」「ですね」しか言わなかったが(私は対美容師へのコミュ力が異常に低い)、後半になるとラーメンの話を振られた。「◯◯おいしいですよね」と言うと、美容師さんが堰を切ったようにラーメンの話をしだした。相当のラーメン愛好者だった。私はそこまでの愛好者ではないが、そこから割と話が合ってしまい、最後にはオススメの店を教え合い、食べログで調べて私のスマホを覗き込んでああだこうだとラーメンの話をするまでになってしまった。なんか楽な人だったから次も同じ人にしよう。




家に帰ってぶんすけを放鳥すると、なぜかベッドの側面につかまってこっちを見ていた。
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「何してんの」と言うと、急に頭をぐるぐると回し、ドリルみたいになっていた。



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好きな人が 優しかった (PEACE!)

うれしい出来事が 増えました



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朝起きてぶんすけを部屋に放すと、すぐさま私の頭の上に乗ってきた。はじめて頭に乗られた。
はじめて頭に乗った記念日なので写真を撮った。
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とった写真を見て、「お互いボサボサですね。」と言うと、「そうですね。」と言うかのように、「ピッ!」と鳴いた。


そう、ぶんすけはボサボサなのだ。
ぶんすけの換羽がめきめき進行中だ。
“進行中”という言葉に”めきめき”を合わせるのが正しいのかはよくわからないが、とにかく”めきめき”なのだ。

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これは4日前のぶんすけ。
1週間程前は、抜け落ちた羽がたくさんあるものの、頭の白いツクツクがなかった。
私がツクツクと呼んでいるのは、新しい羽の軸のことだ。羽軸という。この羽軸が開くと羽になる。
4日前くらいからいきなり頭にツクツクがたくさん出てきた。なんだか痒そうだ。



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3日前のぶんすけ。
ツクツクが伸びているものの、まだ開いていない。

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「誰に許可取って写真撮っとるんじゃワレ。」と言われた。気がした。
私の中ではぶんすけはゴリゴリの関西人設定なので、ゴリゴリの関西弁で喋る。

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尻尾もいつのまにか生えていた。
真ん中の長い尾羽が古い羽で、両サイドの短い羽はここ数日でにょきにょき伸びてきた羽だ。

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尾羽はくわえやすいようで、抜けたらすぐに持って来てくれるのでいつ抜けたかわかる。
この日も粛々と尾羽を献上しに来た。
尾羽を持ってこないといけないルールはうちにはないが、毎度毎度しっかり持ってくる。



今日のぶんすけはさらにボサボサツクツクだ。
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整髪料でも使ったんですか?と聞きたくなるようなヘアスタイルで私の帰りを待っていた。

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ここまで来ると羽軸も開いて、大人の羽になってきた。

....黒い。
わかってはいた。桜文鳥なのだから頭は黒くなることを。何文鳥であろうがいつかは羽が生え変わることを。
でも、いざこんなに真っ黒な羽を見せられるとおかんはすごく寂しい。寂しい!
ペンギンカラーが可愛くて桜文鳥にしたはずなのに、黒い羽を見た途端に寂しさが押し寄せた。ああ寂しいよー。さびしい。

(順調に換羽が進んで、立派な大人の羽になってるんだからいいこと!これからどんどんかわいくなっちゃうんだから!)
と自分に言い聞かせて寂しさを抑えている。

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やっとほっぺたにもツクツクが現れた。
くちばしもだいぶ赤くなってきたし、そろそろベイビーぶんすけとはお別れかもしれない。
ペンギンぶんすけ爆誕だ。



今日もチャットモンチーのmajority bluesを聴いていた。最近よく聴く。
聴いていたら、好きな人達やぶんすけへの愛であふれてくる。
(好きな人達とぶんすけのこと、私が守るんだ。
いや、金銭的には守れないけど...なんかなんにも知らない奴が好きな人達のこと悪く言ったり、心を踏みにじったら、私が一番に前に出て文句言ったりしてやる!私が守るんだ!)
という気持ちになる。この感じだと全然守れそうにない。


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ママママ マジョリティ

あなたをつくるのは 私じゃない

だけどマジョリティ マイノリティ

あなたを守る人は 私




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今日の午後、ひたすらパソコンのキーボードを叩いていた時に、ふと思い立ってしまった。
(マツエクってやつをやってみたい!)

なぜそう思ったか。
全ての原因は昼休みにあった。
昼休みにホットペッパービューティーで美容院を予約した。2回目なので別に電話すればいいだけなのだが、どうも美容師さんと話すのが苦手なのだ。
”美容師”という職業に就いている人たちを、どうしてもキラキラしたイケメン美女揃いの集団と思い込んでしまう。
もちろんそんな人ばかりではないことはわかっているし、だいたいの美容師さんはとても優しく、常識をわきまえつつ返しやすい話題を振ってくれる、素晴らしくコミュ力の高い人間だと思っている。もはやサービス業に近いところまで来ているのではないだろうか。
わかってはいる。わかってはいるのだが、育ってきた土壌に”キラキラ” “イケメン” “かわいい”などといった単語が全くない私は、その思い込みによって美容師さんを敬遠してしまうのだ。
そして毎度のことながらホットペッパービューティーで予約を済ませてしまう。


ホットペッパービューティーは悪いやつだ。いろんなメニューやオプション、その他ビューティーに関する情報がたくさん散らばっている。
美容院の予約が終わったあと、私の視界に入ったのは、”まつげエクステ”通称”まつエク”だった。


私はまつエクをしたことがない。まつエク処女、まつエク童貞だ。
最近周りでもまつエク人口が増えてきて、一度やってみたいなあとは思っていた。
実は昔一度、知り合いのアイリストさんに「まつエクしてくれ!」と頼んだのだが、「オカモトのまつげは多いし太いし別にしなくてもよくない?やってもいいけど。」と言われ、(そんなもんか。じゃあいいや。)となり、施術に至らなかった。

しかし今日は違った。なぜか”まつエク”という単語に血が漲った私は、(おなごがやっとるまつエクを一度はしなければ!)と謎の使命感に燃えてしまったのだ。




即予約した。




即恋人に報告した。
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一人で盛り上がっている。
最近のテーマは「しょうもないことを劇的に変化させて生きる」なので、こんなどうでもいいことも劇的に報告する。

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20代とは思えないやりとりだ。
これだけ見たら40代夫婦のおちゃめなラインにしか見えない。やってみるんばて。



そして仕事を終えた私は、近所のまつエクサロンに向かった。思い立ったら吉日なのだ。
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思い立ったら吉日な私に引いているような気もする。しかし可愛らしいスタンプで送り出してくれたので、もう向かうところ敵なしだ。


すっぴんの状態とまつエクをつけた状態を比べたかったので写真を撮った。
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写真を撮った時に気が付いたのだが、めちゃくちゃにどスッピンな上に、眉毛が伸び放題でガタガタだった。いつもは前髪があるので気にならないが、なかなかのボサボサ眉毛だ。
しかし、そう。思い立ったら吉日なのだ。もうキャンセルはできない。私はボサボサ眉毛の顔面のまま、まつエクへ向かった。

店に着くとかわいいお姉さんが出迎えてくれた。「初めてなんです」と言うと、丁寧に長さやカールの種類を説明してくれた。でもなんのこっちゃわからないので、「けばくならないように」「派手にならないように」「でもなんか変化はほしいです」と伝えた。



いよいよ施術だ。
ベッドに仰向けになって、あとはされるがままだ。
目の周りやまぶたにぺたぺたとシールを貼られる。たぶん保護する役割だろう。
その後は、お姉さんの職人技でスッスッとまつげを分けていき、まつげ一本一本にエクステをつけていく。(見れないからわからないけど。) 
片目60本なので両目で120本だ。本当は妹に言われた通り100本がよかったのだが、「80本の次は120本のメニューしかないんです」と言われたのでしょうがなく120本にした。1時間ほどで施術は終わった。

施術が終わって手鏡を渡され、(うおっ化粧した感ある!)と少し感動した。
お礼を言って支払いを済ませた私は帰路に着いた。


家に帰って顔をよく見ると、なんかケバい気がした。ケバいというか、なんか顔に合ってない感じがする。まつげがこんなに長いのは不自然じゃないか?とびびってしまう。なにせすっぴんで会社に行けてしまう女だ。お姉さんは施術前に確認してくれた通りに仕上げてくれた。私の注文が悪かったのだろう。
ちなみにこんな感じになった。
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自然に仕上げてくれているのだとは思うが、自分ではなんだが不自然なようでむず痒い。
一般的なCカールというくるんとしたエクステをつけてもらったのだが、Jカールでもよかったかな。Jカールはあまりカールしてなくて、より自然に感じた。

まあでもすごく嫌!というわけではなく、(お〜こんなもんか。毎日化粧する人はこれだと楽でいいね。)という感じだった。

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ベランダで洗濯物を干しながら撮ったら、わりと自然だった。ベランダという生活感に溢れた場所だからかもしれない。


帰り道はチャリをこぎながら、
マママママツエク〜マジョリティマイノリティ〜と、チャットモンチーのmajority bluesをマツエクバージョンにして歌いながら帰った。
我ながらしょうもない。


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土曜日は恋人とおでかけした。
梅田で落ち合い「万引き家族」を観るはずだったが、雨と低気圧でしんどかったのでやめた。

恋人が阪神百貨店で”うるおう小鳥ガーデン”というイベントがやっていると聞いたので阪神百貨店に向かった。
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想像以上の人の多さで、レジには長蛇の列がなしていた。あんなに小鳥人口がいるとは思ってなかったので驚いた。あのお客さん達はみんな小鳥を飼っているのだろうか。小鳥を飼っていないとなかなか小鳥のイベントに行こうとは思わない気がする。そうなると、大阪にはあんなに小鳥を飼っている人がいるということだ。すごい。

ブースには小鳥の雑貨がたくさんあった。
特に何も買わずにぐるっとまわっただけだったが、とにかく小鳥人口の多さにびっくりした。



それからマルビルのタワレコに向かい、恋人がTom Mischの新譜を買った。私も聴きたかったアルバムなので、帰宅して速攻私のiTunesに取り込むことになった。
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トムミッシュゲット。やったぜ。


マルビルを出て適当に歩いていたら大丸にたどり着き、サンリオショップがあったことを思い出したので寄ることにした。
最近サンリオのかわいさに気付いてしまった。サンリオはすごい。幼心に戻してくれる。原点に帰った気持ちになる。


私の推しはポチャッコとタキシードサム。
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たぶん犬のキャラクターの中で一番かわいいし、鳥のキャラクターの中で一番かわいい。


ポチャッコのポーチが売っていたので買ってしまった。
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中のキラキラスパンコールがわっさわっさと動く。全体的にパステルカラーでかわいい。ポチャッコはとってもかわいい。




大丸を出て外に出ると雨が止んでいた。
お腹も空いてきていたのでまたしても中津に向かった。

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絶対に怪しい占い屋や、

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細い路地を探検したり、

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シャッター商店街を歩いた。

この中津のシャッター商店街はおもしろかった。ほとんどシャッターが閉まっているのだが、新しい店もたくさんあった。お洒落なギャラリーやかなりディープそうなレコード屋、こじんまりとしたパン屋、バル、明らかに一級のそれとわかる一級建築士の事務所などがあり、古いガタガタの商店街に新しい個性豊かな店舗が入っているのがすごく良かった。



今回はダイヤモンドビリヤニでご飯を食べることにした。
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ビリヤニはずっと食べてみたかった。ダイヤモンドビリヤニのビリヤニはかなり美味しいと聞いていたので楽しみにしていた。

どうせなら違う種類を頼もうということで、私は骨つきチキンのビリヤニを、恋人は海老のビリヤニを頼んだ。
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炊き上がるまでに15分かかるということで、まずこれが出てくる。
上からカレーソース、ヨーグルトソース、カシューナッツ、フライドオニオン、海老の甘辛煮、野菜を和えたものと生玉ねぎ、ゆで卵だ。

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いよいよ私のチキンビリヤニ が運ばれてきた。
タイ米より細い米をスパイスとカレーで炊き上げてあり、上にのった手羽先がほろほろだった。インドの炊き込みご飯だ。
メニューによると”インドの宝石ごはん”らしい。
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恋人の頼んだ海老ビリヤニは、スパイスとバターで炊いてある。大きい海老が三尾くらい入っていた気がする。

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お盆の空いているところにビリヤニをのせて食べる。





...んー、あんまり美味しくない。
結構スパイスの効いたカレーもよく食べる私だが、このビリヤニのスパイスはあまり好みではなかった。
チキンビリヤニは特にスパイスが効いていて、途中で食べるのをやめてしまった。
「もう食べられない...」と言うと、恋人が海老ビリヤニを譲ってくれた。
海老ビリヤニは少しパエリアのような感じがあり、チキンビリヤニより美味しかった。
恋人の残りの海老ビリヤニは全部私の腹の中におさまった。
恋人はというと、チキンビリヤニと格闘してくれていた。

結局チキンビリヤニをすこし残して店を出た。
店員の外国人のお兄さんがすごくいい笑顔で「アリガトゴザイマシター!」と言ってくれた。
母国語が通じない国で、一生懸命言葉を覚えて一生懸命働いて、満面の笑みで送り出してくれるお兄さんを見ると、ビリヤニを残した私の心は傷んだ。でもしょうがない。あれは食べきれない。量的にも味的にも。



そして中津駅に着き、ホームで電車を待っていると、私がスマホを店に忘れたことに気づいた。私はよくスマホを店に忘れる。常習犯だ。恋人にも何回も注意されているのにまた忘れてしまった。
「ちょっと取ってくるからホームにいといて!」と言い残し、ダッシュで店に戻った。
「スマホ忘れてないですか?」と、さっきの笑顔が素敵な店員さんに聞くと、
「携帯!ワスレテタヨ!ヨカタネ!」と満面の笑みでスマホを渡してくれた。
私も満面の笑みで「ありがとうございます!」と言って、ダッシュで恋人の元へ戻った。
恋人には怒られてしまった。これからは確認しよう。本当に確認します。



家に帰ると恋人はすぐさまぶんすけをケージから出して遊んでいた。
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ぶんすけはずっと恋人の指の毛やすね毛を引っこ抜いていた。
もう恋人のことが”毛”にしか見えないようだ。
嬉々として恋人のありとあらゆる毛を引っ張り、「痛い痛い痛い!」という絶叫を聞いて楽しんでいるようだった。
それを見て私も「もっと引っ張ったれ!やれ!ついでにうんちもしたれ!」とぶんすけを応援した。海老ビリヤニを譲ってくれた人に対する態度がこれだ。スマホも忘れるし。恋人はよくできた恋人だなあ。と今これを書いていて思った。


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